美容室が頭を悩ませる新人スタイリストの教育

誰でも最初は初心者

美容師は国家資格である美容師免許を取得しないことには、美容師として仕事をすることはできません。
美容専門学校に通うなら2年間、通信制なら3年間みっちり勉強することで、国家資格である美容師免許取得のための試験に臨むことが出来ます。
晴れて美容師免許を取得したとはいえ、これからが美容師として一人前になれるかどうかのスタートラインに立ったばかりの状態です。
お客さんからの注文にしっかりと応えられる美容師になるためには、多くの経験を積み、先輩美容師をお手本にして成長していかなければなりません。
たとえ国家資格を持っていたとしても、実際に仕事をするにあたっては新人スタイリストは誰もが未経験者ですから、自分からどんどん仕事をさせてもらわないと上達しないのは言うまでもないでしょう。
そんな新人スタイリストを一人前にするのは、美容室にとっては実は頭の痛いことでもあります。

新人スタイリストに行わせることで招く結果

新人とベテランではどうしても仕上がりに差が出てしまいますので、美容室側としては新人に経験を積ませたいけれど、仕上がりの結果からお客さんが離れていくのは阻止したいという矛盾に悩まされることになります。
そのため、割引を行うなどして対応するのですが、結果的にバーゲンハンターと呼ばれる新人スタイリストの未熟な腕でも構わないという、安さ狙いのお客さんだけが来るようになり、経営悪化の悪循環に陥るケースが少なくないのです。
だからといっていつまでも新人スタイリストに何もさせないわけにもいかず、美容室が頭を悩ませるのも無理はありません。
これまでずっと来てくれていたお客さんが離れていくのは、経営面においてはダメージが大きいことから避けたいところです。
かといって、新しく来てくれたお客さんはこれからの顧客にするためにも、最初の仕上がりに満足してもらう必要があります。
小さな美容室は特に、新人スタイリストを教育するために伴うリスクが大きいというのが本音でしょう。

お客さんに率直に相談するところも

いつも来てくれるお客さんが、簡単なカットやブローを望んだ時を捉えて新人スタイリストを紹介し、経験させてやっていただけないでしょうかと率直に相談する美容室もあります。
たいていは小さな美容室ですが、人間の心理としては本当のところを打ち明けられ、さらに頭を下げて頼まれれば、特に影響のない場合なら協力して上げようという気になるものです。
美容室からはお礼にとシャンプーなどをもらえたり、割引価格になったりと、意外といいこともあるため、春に行くときは新人スタイリストかどうかを利用する側から確認するのもいいかもしれません。

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